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最後のくつろぎのポーズはしません

 「先生、今日はヨガの最後のくつろぎのポーズの時、寝ないでいいですか?」

教室に入るなり、Tさんが言いました。

「えっ、どうして?」

「だって、いつも眠ちゃって恥ずかしいから」

「そんなことありませんよ、眠ていいんですから、気にしないで」

「それから、先生が足をもんでくれるでしょう、気持ちよくて、あー神様がやってくれるんだって思うんですよ。どうしてそんなに温かくて、やわらかいの?」

「えっ、やわらかい?」

「すっごく、気持ちが良くて ありがたいありがたい、あったかい、やわらかい・・・と思っているうちにいつも眠てしまうんで、恥ずかしくて。私だけいつも眠ているから」

「そんなことないですよ、みなさんも眠ていますから大丈夫。眠れるってことはリラックスできてるってことだから、とってもいいことですよ」

「でも、恥ずかしいから、今日はやめておきます」

「じゃぁ、今 足を揉んであげますよ」

Tさんは足を揉んでもらうのが大好きのようで、子どものように喜んでくれます。そして『おおかみと子ヤギと?』の子ヤギが狼に尋ねるように
「先生の手はどうしてそんなに大きいの?」
と聞くので、大笑いしてしまいました。

・・・・・・・
 高校生の時、友人の家族と食事をしていたら、友人のお母さんがいきなり箸を置いて

「まぁぁ・・・・・・・、ちょっと手を見せてくれる?」

と言って私の返事もないうちに、お母さんが私の手を取り、まじまじと見て

「すっごくおおきな手ねぇええええええ、 はじめて見たわぁ。こんなにすごいの」

 お母さんの感激とは逆に、15歳の私にとってはかなりショックなことでした。

・・・・・・

「先生の手、大好き。柔らかくて、温かくて。 この手だから、遠くてもちゃんとみんなが見えるんですよ。本当にこのために生まれてきたみたいな、素晴らしい体ですね。」

とっても うれしい言葉だった。

「大きいこと」にコンプレックスを感じて悩んでいたあの頃に帰って

「大丈夫だよ、あなたの手も、足も、あなたに必要だから、与えられてるんだよ」

って、言ってあげたいくらいな、優しい言葉だった。ありがとう。

 結局、Tさんの意思は硬く、座位で乗り切っていました。

 しかし、右から左から聞こえてくるすやすやとした寝息に安心したのか、時々こっくり、こっくりしていました。

くつろぎのポーズが終わってもまだ眠りから覚めない2人を見て、Tさんも安心したようでした。

 時々、クラスの感想やご意見と共に励ましの言葉をいただきます。

そういう言葉のひとつひとつに、その方の優しさや思いやりや、愛情を感じます。

 そしてその源流に、大いなる存在の限りない光を感じています。

今日も生かされて、こうしてパソコンに向かえる目があり、脳があり、手があることに、感謝です。

 みなさんにとって、今日がよい日になりますように・・・。

 植物は 日の光の力で 生きています。
 人は、魂の光の力で 働いています。 

ナマステ!


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