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 「帰りな といった

 今晩は お前といたくないから帰りな

 といった

 おまえは鼻をすすって泣きながら

 帰っていった

 おれは  帰るところがない

 おまえが おれの心から 泣きながら

 でていった道を 何度もなすった

 おまえの涙のしみが おれの中のあっち

 こっちに ついていて

 そこが池になっていたので その池の部分

 だけいつもより重くなってる心をかかえて

 その晩 おれは眠ったのだ」

                   (白石かずこ)


 女性が流した涙が、男性のあちらこちらの心の穴に落ちて、一つ一つが池になった。

そのためいつもより重くなる。

そして、あたたかくなったのでしょう。

落ち着いて、眠ることができたのです。


 今、日本のあちこちに 深い池ができています。
 

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コメント

柊さん、こんばんは。
池のお題は、とてつもなく深いです💦
色々な解釈ができるようで…

「お前といたくないから帰りな…。」

なんて強い言葉なんでしょう。

2人ともこんなにも悲しい思いをするのに…

男性が女性の涙をこのように受け止めていたとしても、できればお互いに嬉しい涙を流したいです。

同じ思いをするならば…


投稿: おにぎり | 2018年9月16日 (日) 23時39分

おにぎりさま
こんばんは いつも、コメントしてくださって有難うございます。
色んな捉え方ができるのが 詩の面白いところですね。おにぎりさまのように できれば悲しみより嬉し涙を流したいですよね。

 ・・・たぶん男性は「なにか」を女性に見せたくなかったのではないでしょうか。それは、弱さかもしれないし、みっともない姿だったかもしれません。そうするしかなかったのかも。誰かを傷つけるくらいなら 離れたほうがいい。 生きていくとそういう時もあるかもしれません。そんな気がします。 解釈は色々あっていいですよね。

投稿: 柊 | 2018年9月19日 (水) 22時04分

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