生きるヒント

思い違い

 いつもわたしのことを気にかけてくださり、励ましてくださる方がいます。

ある時、わたしが虫刺されから酷い皮膚炎になってしまった時、その方が知り合いの庭師さんに頼み込んで特別の薬を分けていただいたことがありました。

その塗り薬のおかげで、どれだけ助かったかしれません。

 先週、仕事の合間に立ち寄った折、何度も何度も

「(家に)あがって、お話ししていって」

と、誘われたのですが次の仕事の間までに役所に行ったり、次のレッスンの時間も迫っていたため

「ごめんなさい、また今度来た時に ゆっくりお話ししましょ」

と、申し訳なかったのですが丁重にお断りして別れました。

いつもと同じように、笑顔で手を振りながら。

 「また今度 会える」と思っていたからです。

 
 しかし、それはわたしの思い違いでした。

今週、その方は眠ってる間に静かに息を引き取られました。

 メールでそれを知らされたのですが、暫く理解できませんでした。

あんなにお元気だったのに。

それから その方にとっての(わたしへの)最後の願いを、どうして叶えてあげなかったのか。

あれが最後だとわかっていたなら もっとしっかりと話を聴いてさしあげれば良かったと。

 明日も今日と同じことが(当たり前のように)叶えられるとは限らないということを、もっと心に留めていかねばならないのに。

 夜の仕事が入っていたので、お通夜の前にご自宅に伺いお会いしてきました。

その方はそこに眠るように横たわっていらっしゃいました。

とてもきれいなお顔で。

今まさにひょっこり起き上がって

「自分でもびっくりしちゃったのよ!」

なんて笑いながらお話ししてくれそうなのに・・・。

 肉体は確かにそこに横たわり存在していましたが、呼吸は完全に止まり、エネルギー(気)は枯渇していました。

もう二度と目を開けることも、その口元が開き声を発することも、その声を聞くこともできないことを実感しました。

あの愛らしいお声で、たくさん楽しいお話をして大笑いすることも もう永遠にないのだと。

 しかし、この人生で出会い、共に楽しい時間を過ごさせていただいたこと、沢山の美味しい食べ物をいただき、いつも優しく励まし、わたしを勇気づけてくださったことを心の深いところから感謝申し上げます。

何度も助けていただいたこと、このご恩は終生忘れません。

お空から大切なご家族の幸せを願っていてください。

 
 死は、大きな流れのなかでの ほんの一瞬の出来事。

この世でご縁があった方とは またきっと次の世(があるのならば)でもお会いできます。

 また、あんな風にやさしく声をかけてくださいね。

 それまで、わたしはもうしばらくこちらで頑張りますから。

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インナーピース(大阪なおみ)

 大坂なおみさん 素晴らしかったですね。

対戦相手のクビトバさんもとても素晴らしかった。

ふたりのパワーは非常に拮抗していて、どちらが勝ってもおかしくない戦いでした。

 大阪なおみさんが発した「インナーピース」が最近話題ですが、ヨーガでいうところの「シャンティ」がこれにあたるでしょうか。

天声人語にも書かれてありましたが、「心が穏かなときに、いいプレーができる」のでしょうね。

トイレットブレイクのほんの短い時間の中で心を静め、自分を取り戻せたことが大きかったです。

「勝つことが当たり前だ」と思っていた自分から相手の存在や偉大さをしっかりと受け止め「謙虚であること」に立ち返ったのです。

コントロールの力を取り戻してからのプレーは凄みを増していました。

本来の自分のパフォーマンスが最大限引き出された形です。

「心を磨くことなしには十分に(才能を)発揮できない」

まさにその通りの結果でした。

 私たちも日々の生活の中で 「内なる平和」「シャンティ」「ピース」を感じて、生活の質を高め人として成長していけますように。

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いざない

 もし 不安が忍び寄ってきて、あなたのやることなすとこすべてに影を落としたとしても、どうかあまり悩まないでください。

人生はあなたを見捨てたりしません。

人生はしっかりとあなたの手を握り、離しません。

なぜ、人生から不安を追い出そうとするのでしょうか。

その不安は、この先あなたが望んでいた変化をもたらすきっかけとなるかもしれないのです。

たとえ今はわからなくても。

   『若き詩人への手紙』

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誰もが喜べる喜びを

 わたしたちの喜びは、他の人々の役に立っているだろうか。

わたしたちの喜びが、他の人々の悔しさや悲しさをいっそう増したり、侮辱になったりしてはいないだろうか。

わたしたちは、本当に喜ぶべきことを喜んでいるだろうか。

他人の不幸や災厄を喜んではいないだろうか。

復讐心や軽蔑心や差別の心を満足させる喜びになってはいないだろうか。

                              『力への意志』


 時折、瞑想を通して自分自身と思いを精査し、誤った方向へと向かっていないか調べることが必要です。

どんなエネルギーで日々生きるかがとても大切です。

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どんな最期を望んでいるか

 普段テレビをほとんど見ないので情報に疎いのですが、今日もさまざまな場所で事件や事故があり多くの尊い命が無残にも奪われています。

ごくごく普通に暮らしていても、思わぬ災難も巡ってきます。

 これまで安全だったからこれからも大丈夫とは言えないご時世です。

この度の自然災害でも、若い方の命が奪われました。

彼女は、このような最期を望んでいたわけではなかったはず。

 
 今日、このまま人生が終わってしまったとき 何を一番悔やむのか。

 あなたは、どんな最期を望んでいるのか。

 どのようにこの世から去っていくのか。

 最期に目に焼き付けて逝きたい景色はなんなのか。


 一日、一日 しっかりと「死」を意識して 

今日わたしの命がここで終わるとしても、それまでの運命と受け入れて

覚悟して今 ここをしっかりと踏みしめながら生きていきたいです。 

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遠い記憶をよびさまして

富山に引越したヨーガの生徒さん(と言っても私よりもはるかに人生の先輩)から、時々電話をいただきます。

今日も、車を運転中に電話があり、1時間ほど話が続きました。

まだまだ、話し足りないと言っていましたが、終始笑いが絶えないおしゃべりになりました。

 まだ、こちらの会社の会長職にあるので、時々はこちらのお家に帰宅されるので、先日は1年ぶりの再会を果たしました。

機械の組み立てや経理、パソコンの使い方に至るまで学校で一度も習ったことはなく、そして誰からも教えてもらうこともなかったのに、何でもできてしまったことは以前から伺っていたのですが、本当に不思議な方。

「自分は(機械の仕組みなどを)知っていたとしか、思えない。どこかの人生でそういう仕事をしていたのでなければ、あんなことはできなかった」

「自分の中に眠っている遠い記憶をよびさました感じ」

と、言われていましたが、壊れた機械を分解して自分で組み立ててそれでお菓子を製造して一財産を成したのですから、説得力があります。

 しかし、それは本業ではなかったのです。

本業は本業で大成功して、こちらは後継者に譲られました。

長い人生の中では いろんなことがありましたが必死で生き抜いてきたそうです。

 しかし、人生の中でやり残したことが多く、今はそれを真剣に取り組んでいる日々です。


 「心を込めてつくしなさい。

やがて、真実と幸福に包まれるでしょう。

あなたは、この人生のゲームに敗れることはありません。


 楽しみなさい。

最初から最後まで、ずっと真面目にやるには、

このゲームは長すぎます」

   (ジョン&リン セントクレアトーマス)

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人に期待しない

今日も暑かったですね。

外で活動しなければならなかった今日、滴る汗が止まりませんでした。

できるだけ日陰を選んで動いていたにもかかわらず、滝のように汗が流れ続け、眼鏡も汗で濡れてしまいました。

私には2時間が限界でした。

これからの更なる暑さを年齢を重ねながら生きていくって、大変なことですね。


 工事現場などで働いている人が 亡くなっているそうです。

とても痛ましいことです。

この暑さでイライラしている作業員の方も多い感じですが、とても丁寧に対応される方もいて、こんな過酷な中でもそういう行動がとれるって、素敵です。

内側のものは やがて外側に表れるのです。


 
「私は他人に

なんの期待もしません。

ですから、

人の行動が

私の願いに

反することはありません」

 (スワミ・スリ・ユクテスワル)

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ラビンドラナート・タゴール 「祈り」の歌

インドのコルカタで生まれたラビンドラナート・タゴールは1913年にアジア人初のノーベル文学賞に輝きました。

インド国歌もバングラデシュ国歌もタゴールの作詞によるものです。

日本にも5回訪れています。


 「どうかわたしをお救いくださいと

わたしは祈りません

彼岸に渡る力がわたしにありますようにと祈ります

あなたがわたしの重荷を軽くし

慰めを与えてくださらなくても

その荷を担えますようにと祈ります

幸せの日はうやうやしく

あなたのお顔を拝しましょう

苦しい夜に世の中の人がみんな

わたしを欺いても

あなたには夢にも疑いを抱きませんようにと祈ります」

 
 何を信じ、どこに拠り所を求めるかで人生は大きく変化していきます。

今、この一つひとつの選択を 慎重に。 

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タゴール 「祈り」の歌

 「危ういとき わたしを守ってくださいと

わたしは祈りません

危ういとき 怖がらないようにと祈ります

悲しいとき 心に痛手を負ったとき

たとえあなたが慰めてくださらなくても

悲しみに打ち勝てますようにと祈ります

たとえわたしを助ける人が現れなくとも

自分の力が萎えないようにと祈ります

災いに遭おうと 誰かに欺かれても

心が萎えないようにと祈ります」


 
 誰かに起きることは 自分にも起きる可能性があります

自然は 確実に変わってきています

人も 変わらなければなりません

大変なことは 誰にでも起きる

意識を持って 意識を変えることが必要になっています

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支えていただけること

 テレビに映し出される光景にただ茫然としています。

こんなに被害が大きいとは 想像もできなかったですし、どんなに怖かったでしょうか。

かつてない状況の中、自ら行動して救助されている無名の方々の話に少し救われます。

 今、自分がここにこうしていることができることを 改めて考えています。


 数年前から地域の活動をしているのですが、今日は私の地域のことが問題になりました。

定例会でも長い時間を取って皆さんが考えてくださり、終了後も忙しい中会場に残って話を聞いてくださる方もいて、本当に有難かったです。

 これまでひとりでこの問題を考えてきたのですが、今日はみなさんが耳を傾けてくださったので 何かそれだけでもとても気が楽になりお知恵も拝借でき光が見えてきました。

それぞれの方の関係者にも働きかけてくださるということになり、とても心強くほっとしました。

貴重な時間を割いてくださり、真剣に考えていただけたこと 心から感謝です。

 仕事柄、どちらかというと人から相談を受けることの方が多いのですが、こうして自分が相談にのっていただく立場になりそれがどれだけ有難いことなのかよくわかりました。

すぐに解決できる問題ではないけれど、

「何ができるか、一緒に考えよう!」

 と言っていただけたことだけでも十分です。

ひとりじゃないのだと思えることが、どれだけ心を穏やかにできるかしれません。

こうして支えてくださる方が近くにいたのですね。

少し自分の気持ちを話すと、こんなに助けていただくことがあるのですね。

 これまで遠慮していましたが、これからは臆せず抱えていることを素直にまわりの人に話してみようと思いました。

 みなさんも、自分から発信してみてください。

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